ラーメン激戦区と呼ばれる大阪市の西中島南方周辺で、現在は閉店してしまいましたが、馬鹿殿(ばかとの)というラーメン店がありました。ランチでお世話になった、どろどろのパクチー山椒汁なし担々麺などの思い出を書いていきます。
馬鹿殿(ばかとの)の店舗情報
馬鹿殿は西中島3丁目交差点にあり、白い建物に「馬鹿殿」という看板が掛かっていました。私が知っている限りでは中国系の方がオーナーをされており、初期の馬鹿殿はそのオーナーの方もお店にお立ちになっておられました。
このお店のグループは店名が当て字になっており、他には天神橋筋商店街6丁目にある馬鹿坊(バカボン)、2024年2月に移転オープンした新福島にある馬鹿羅’s(バカラズ)があります。
残念ながら西中島南方の馬鹿殿は現在閉店しており、2024年8月現在では同じ場所に「ラーメンステーション西中島南方店」が居抜きで営業をしています。
ラーメンの特徴について
馬鹿殿の特徴は、4種類あるラーメンのうち3種類がとんこつベースであることです。1種類だけ鶏白湯スープのラーメンがありますが、基本はとんこつです。そこに中国山椒やラー油などが合わさるメニューが2種類あり、ピリ辛+豚骨ラーメンのお店というイメージですね。
メニューについて
馬鹿殿さんは券売機制でした。店内入ってすぐ右側に券売機があり、食券を購入するスタイル。
レギュラーメニューは主に4種類で、焦がし油入豚骨の「黒霧」、辛味噌入豚骨の「牡丹」、とんこつベースの汁なし担々麺「水戸黄門」、鶏白湯にテリーヌが乗っている「雲海」というラーメンがあります。
その他トッピングでパクチーやねぎ、煮卵などがありました。
実際に食べてみた
焦がし油入り豚骨ラーメン「黒霧」
こちらが馬鹿殿さんの焦がし油入り豚骨ラーメン「黒霧」(850円)です。
馬鹿殿さんのとんこつスープはどれも結構粘度があって、とろとろなスープです。そこにガーリックの焦がし油が入ってかなりパンチのある味わいです。ちなみに煮玉子はほとんど味がついていない素のゆでたまごに近いです。
卓上には激辛高菜があり、これをトッピングすると更に味にパンチがでます。馬鹿殿さんの高菜は本当に美味しくて辛かった…
辛味噌入豚骨「牡丹」
こちらは、辛味噌入豚骨「牡丹」(850円)です。
見た目は黒霧とあまり変わりませんが、辛みそとラー油、中国山椒が入っています。こちらは黒霧よりも更に濃厚、かつ麻辣感が強いラーメンでした。食べてると汗がガンガン出てくるタイプです。馬鹿殿さんは、こういった濃くて辛くてパンチのあるラーメンが多かったですね。
どろ坦々「水戸黄門」
そして私が馬鹿殿のランチで一番食べていたオススメメニューがこちら、とんこつベースの汁なし担々麺「水戸黄門」(900円)。見た目にもインパクトがありますね。全体をよく混ぜてからいただきます。
濃厚なとんこつベースに、パクチーと中国山椒、自家製ラー油、自家製みそがトッピングされているのですが、これが一番バチバチに辛く、かつ痺れました。花山椒やラー油の効きがすごいんですね、これ。見た目とは裏腹に相当な辛さをもっているのですが、濃厚なとんこつたれがそれを中和してくれます。
このとんこつ+中国系の辛さ+痺れ+パクチー+味噌という濃厚・刺激的な要素を集めまくったどろ担々麺「水戸黄門」が本当に美味しかったですね。そしてこの担々麺には麺を食べ終わった後のライスが無料でついてきます。スープにご飯をインして〆ご飯になるんですね。これも良かった。間違いなく腹パンfinです。
テリーヌ入り鶏白湯「雲海」
これまでご紹介した西中島の馬鹿殿さんのラーメンは、いずれも豚骨ベースでしたが、この鶏白湯ラーメン「雲海」(800円)だけは、非豚骨系のラーメンになっています。
しかしこの鶏白湯も濃厚寄りのラーメンです。スープの上に鶏のテリーヌが乗っていて、最初は比較的あっさり目に楽しめるスープですが、テリーヌをスープに溶かしていくと段階的に濃厚になっていく面白い仕組みになっています。
店舗情報
店名 | 馬鹿殿(ばかとの) |
住所 | 大阪府大阪市淀川区西中島3丁目6−6 |
ジャンル | ラーメン |
営業時間 | 閉店済 |
定休日 | |
座席 | カウンター |
決済 | 現金のみ 両替機あり |
その他 | 食券制 |
ひとこと
馬鹿殿の水戸黄門美味しかったな・・・。グループで一番新しいお店が、新福島の方にあるみたいなので今度行ってみようかな。初期にいたと思われるあのオーナーの人はすごい優しかった。辛ウマ豚骨すき。
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