激怒するLOL配信者パネる、配信掲示板での自演がバレて引退へ

League of Legends(通称LOL)というゲームで、ただひたすらに激怒し絶叫する動画が人気のピアキャスト配信者パネる。

彼が、他人の配信掲示板で自分を持ち上げる自作自演の書き込みをしていたことが先日判明した。自作自演がバレたパネるは、ピアキャスト配信からの引退を宣言してしまった。

絶叫する配信者パネる

パネるが近年ピアキャス配信のメインコンテンツに据えているのはLOLというゲームである。LOLについては上の動画を見ていただくとして、試合の最中にとにかくキレる・吠える事で有名だ。

このキレ具合が人気を博し、ピアキャスのみならず外部での知名度も上げつつある彼。先日は2chの嫌儲板に、「LOLで初心者にガチギレする配信者」という名前で単独スレが立ったほど。

配信者パネる、突然の引退宣言

そんなピアキャスト配信者パネるが、突然の引退宣言を行った。唐突すぎる彼の引退だったが、これにはピアキャスに居づらくなった彼の事情が関係していた。

好戦的な性格

まず今回の事案を理解してもらうために、パネるという配信者について説明する。彼は、とにかく他配信者にスリルレスをする好戦的な性格であることで有名だった。

ちなみにスリルレスというのは、配信者の弱点を突いたりいらつかせるような書き込みをすることであり、パネるはこのスリルレスを様々な配信者の掲示板で行っているという噂が流れていたのだ。

代表的な被害者は、現在ではプロゲーマー養成学校の講師を務めているプロストリーマーのみみっちchである。

普段は友好的な関係を築いているのだが、時たまパネるが大量のスリルレスを掲示板に書き込むことがあり、キレたみみっちが彼を名指ししての書き込みを制限することもあった。

ピアキャストの人気TA配信者あくえりも、パネるの被害を受けた人物のうちの一人である。

元々はあくえりが商品紹介などをしていたことに対して攻撃を始めたパネる。苛立ったあくえりがパネるに皮肉を言ったのだが、パネるはその言葉の意味を理解できず、真に受けてしまったのだ。このことが原因で、パネるがあくえり掲示板で攻撃的なレスをする回数が更に増してしまったと言われている。

このように、他配信者に対して攻撃をすることで自我を保っていたと思われる配信者パネる。しかしそんな攻撃的な性格が、今回は仇となったようだ。

LOLで喧嘩を吹っ掛けるパネる

今回の問題の発端は、LOLというゲームである。ハマりすぎると攻撃的な性格に変化し人生を狂わせる人も出るという魔性のゲームだ。

さて、このLOLでは「まんちゃん亭」という雑談系配信者有馬さんが主催するチームに所属していたパネる。

チームメンバーとはいえ、そこはPeerCastの雑談系配信者。ゲーム終了後に悪口が飛び交うことも珍しくなかったのだが、基本的には身内でゲームを楽しんでいた。

しかしその裏で人知れず、チームリーダーの有馬さんにパネるが牙をむいていたのであった。

最近の有馬さんは、troll(悪ふざけをすること)用のアカウントで主に遊んでいた。普通ではありえないキャラクターを選択したり、摩訶不思議な動きをわざとしてみたり。

そんな彼を見たパネるは、「わざと負ける前振りやふざけたピックで負けた時の言い訳を作るところだけはバッタ以下だと思います」、と有馬さんの配信掲示板に匿名でスリルレスを書き込んだのだった。

有馬さんはこのレスを見て激怒し、「本気を出す。勝ったら852が謝罪、負けたらG」という条件でゲームをプレイ。スーパープレイも飛び出し、有馬チームが勝利。すぐさま852を叩く流れが配信で出来上がってしまい、収拾がつかなくなってしまったのだ。

そんな中、突如としてパネるから送られてくるゲーム内アイテム。突然のことに有馬さんが驚いていると…

パネる、謝罪する

このままではまずいと思ったパネるが、852のレスをした人物であるとツイッターで公表。謝罪として有馬さんにスキン(着せ替えアバター)を送っていたのだった。

自分の掲示板で暴れていた人物の正体がパネるだと知った有馬さんは、「まさか同じチームメンバーに攻撃されていたとは…」、とショックを隠せなかった。

しかし、話はこれで終わらなかった。

パネる、掲示板での悪事がバレる

実はこの時、同じチームメンバーである別の配信者が有馬さんの配信を見ていた。その配信者は、ごく最近LOLを始めたG2D4Nという人物なのだが、彼もまた配信掲示板での度を越えたスリルレスに悩まされていたのだった。

そこでG2D4Nさんはこう考えたのだ。「もしかして有馬さんの配信掲示板のように、自分の掲示板でもパネるが暴れてるのではないか…」、と。

その予想は見事に的中していた。

G2D4Nさんの配信掲示板に、さきほど有馬配信で見たパネるのIPであるTCAT.NE.JPが書き込みをしていたのだった。

「安井(ころん)よりパネるの方が上手かった」

「パネるはどのレーンもいけたよ 基本レーンは譲ってた」

「スキルまわし以前の問題だな お前まったくスキル使わない やす(yasubazu)以下」

パネるがG2D4N掲示板に書き込みをしていた内容を確認すると、他配信者の名前を出しつつ自作自演でパネるを持ち上げていたことが判明。他人に厳しいレスをすることでおなじみのパネるが、こんな自作自演行為をしていたなんて・・・と、界隈が騒然となった。

この配信者によるレスIP開示で、立つ瀬がなくなったのがパネるである。常日頃、「配信者にBANされるスリルレスは、レスした奴の負け」「BANとスルーのラインを見極めて攻めていけ」などと、スリルに対して独自の信条を持っていた彼。

そんな彼が掲示板で自演をしていたことが発覚した途端、これまで彼に被害を受けた配信者の掲示板ではパネるを批難する声が続出。これまで様々な人物の掲示板で暴れていただけに、被害者からの反撃も半端ではなかった。

特に有馬さん信者のクシュ達は、パネるの自演レスが発覚後すぐに2chのLOL本スレへ一斉突撃を敢行。スレの大半がパネるの自演書き込みとIP、彼のブログURLやサモナーネームで埋め尽くされてしまった。

パネる、掲示板の自演が原因で引退

様々な者から反撃を食らった結果、パネるは自身のブログでピアキャスからの引退を宣言。もう少しだけ人生を頑張ろう、と自らを鼓舞する記事を投稿した。ただ、自らが会社を退職した日を1年間違って記載するなど精神的な動揺の痕が見られた。

今回の自演レス騒動で大きな痛手を負ってしまったパネる。社会復帰を目指すとのことだが、これまでLOLや他配信者へのスリルで発散していたストレスをどういった方法で発散するのだろうか。その行為が法の範囲を逸脱しないよう祈るばかりである。

口は災いの元　パネる(note)